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人間は自然の一部であること

西洋の思想は基本的に「自然」と「人間」を区別して考えてきました。

現代ではもはや遅れた思想の持ち主といわれまますが、この文明の発達を「人間が自然を征服することである」と考えておりました。


この考え方は間違っていることをトインビーという世界の歴史学者などがさまざまな立場から立証しています。

東洋では自然と人間を一貫して考えています。

仏教の教えに「山川草木国土悉皆成仏」とあるようにすべてが神仏という考えがあります。


この地球上のすべてのものが神様の創造物で尊い存在であるというこの思想が基本にあれば地球環境の問題は解決できます。


しかし、人間同士でさえ人種や宗教の違いで差別して争い調和できない状況にあります。


すべての人間が安心、安全な平和な社会を望むなら「山川草木国土悉皆成仏」という基本的な思想を持つことが不可欠です。


この基本的な思想があれば、経済活動のために熱帯雨林を破壊して、オランウータンを追い出して平気でいられることはない。


地球市民みんながこの思想のもとに生きることを選択すれば平和な世界が実現できる。


絶滅危機のオランウータンの支援を続けながらこんなことを教えられました。

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