モリンガの植林
◆気候変動・飢餓・持続可能な生計
行動計画のひとつは、木材伐採のあと焼畑の繰り返し、森林火災により自然再生ができない状況の土地対策。
森林が消滅した世界最強の雑草といわれる強力な生命力の「アランアラン」というイネ科の植物の茂る不毛の地帯に乾燥に強い土地に一時植生で「人間生活に役立つ樹木」で「生命の木」「奇跡の木」と呼ばれる「モリンガ」を植林する。
モリンガは一般の植物の20倍、日本の杉の木の50倍のスピードで成長するので、人間一人が呼吸で排出する320kg/年のCO2を吸収するのに2本のモリンガが吸収できる。
「緑のミルク」と呼ばれ、栄養バランスのとれた食品~スーパーフード~としてFAO,ユニセフ、国連食糧機関などでも取り組まれている。
モリンガは「葉」「実」「種」「花」や根っこまですべてに利用価値がある。
美肌効果、ダイエット、便秘改善、ストレス緩和、濁水を浄化する効果もある。
世界に飢餓の分布とモリンガの生育分布
モリンガの原産は北西インドのヒマラヤ地域。モリンガは非常に丈夫で適応性の高い植物で現在では熱帯地方や亜熱帯地域など世界中で栽培されている。
砂地土壌で最もよく栄養品質に優れた生育するし、非常に痩せ地土壌でも生息できる。
すばらしいのは生育環境を選ばず育ち成長するスピードがきわめて速いことである。
寒さでは霜には耐えることができるが、凍結には耐えられない。モリンガは経験的には、オレンジを育てられるところであれば栽培させることができる。
FAO(国際連合食糧農業機関)のモリンガの説明
モリンガは多目的用途の低木の樹木で、その葉、根、未熟な鞘は野菜として利用できる。モリンガの樹皮、莢、葉、ナッツ、種子、塊茎、根、花のすべての部分が食べられる。葉は新鮮なまま食べるか、乾燥し粉砕して粉末にする。モリンガ種子油は、オリーブオイル良質で種子の絞りカスのケーキは飲料水の浄化に使用される。モリンガは「ビタミン、ミネラル、必要なすべてのタンパク質成分、有益な脂肪、抗酸化物質、抗炎症物質をすべて吸収しやすく、消化しやすい=エネルギー食品」という特徴がある。少ない量でも身体に必要なすべてのカロリーを非常に少ないカロリーで供給できるスーパーフードである。
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